母のアバターコース① お父ちゃんだけが褒めてくれなかった
私が今、アバター®マスターを
していることの要因の1つに
最初の受講生が、母だった。
というのも、大きいと思います。
初めてマスターとして
コースに参加した時の経験が
母をサポートすることだったのは
私に、予想をはるかに上回る衝撃と
ツールへの確信をもたらしました。
その経験から、10年以上経っても
色褪せない記憶の数々。
母との9日間の意識の旅です。
だれかの助けになりますように。
アバター®コース
第1部
最初の2日間は、第1部
リサーフェシング®ワークです。
その1日目の練習の1つに
「固定された注意を解く」という
パワフルなワークがあります。
そこで母は
父(旦那さんね!)とのことを
扱いました。
母が無防備に探検できるように、と
母には、私以外の
別のマスターがついてくれて
私は、他の受講生さんを
サポートすることになりました。
マスターデビューだった私は
とてもじゃないですが
母をサポートする
自信が無かったので
このケアのあるサポートにも
とても感動し、有難く感じました✨
母は
父ともっと
話したい
会話を取り戻したい
という思いがありながらも
なかなかそれが
思うように行かず
落胆していたようでした。
ワークが始まり。
私は、少し
離れたところにいて
他の方のワークの
サポートをしていたので
母が、何を話しているのかは
全然聞こえなかったのですが
途中で、泣き出した姿が
目の端に、入ってきたのです。
その時、何か
見てはいけないものを
見てしまったような気がして
胸がズキンと痛みました。
母がそのワークで
どんな経験をしていたかというと。
(受講生さんがワークで扱ったことを本人の了承無しに書くことはありません。今回は母がOK!と言ってくれたので、シェアしています。)
母は、20歳で
父のところに嫁いできた。
もともと父子家庭だった
父の父(祖父)も
嫁いですぐに亡くなり
父は、会社勤めをしていたので
お百姓とか、やったこともないのに
田んぼや畑、農作業の全てが
21歳の母の肩にかかってきた。
慣れない農作業に
苦労しながらも
どうにか、冬を迎えて❄️
冬野菜を作ることができた。
そして、母がポツリと言ったこと。
「初めて作った白菜を
近所の人や親戚は
みんな褒めてくれたのに
お父ちゃんだけが、
まぐれじゃろ。って言って
褒めてくれなかった😢」
そう言って、さめざめと
泣くのです。
「、、、、え、これは誰?私、
こんな人(母)知らない。」
、、だって!
だって
私が知っている母は
子どもの頃から
教育熱心で
めちゃくちゃ厳しくて
自分が絶対正しくて
何というか
支配的っちゅうか
父に対しても
塩対応だし
口や態度もとっても
えらそうで威圧的!
どう見ても
力関係的には
母の方が上!に見えてた。
なのに。
なのに。
お父ちゃんが褒めてくれなかった。
って言って
シクシク泣いているあなたは
一体、誰〜〜〜!?
その時、母は62歳。
でも、私には
自信が持てないで震えている
21歳の女の子に見えたのです!
大好きだった父に
褒めてもらえなくて
認められなくて
悲しくて
悲しくて
傷ついている
21歳の頑張り屋の女の子。
そして、そんな母が
心から、愛おしく感じたのでした。
まるで、我が子のように
ぎゅーって
してあげたくなるくらい。
もしかして
私、母親のこと
何にも分かってなかった、
かもしれない。
それにしても
「まぐれじゃろ。」
その一言で起きた
結婚間もない頃の
ボタンの掛け違いで
(きっと、父は何にも考えてなかったに違いない、、)
この人(父)にはもう頼らない
自分で何でも
1人でやってやるー!って
態度を硬化させ
ずっと!
40年!
そのまま
素直になるキッカケを失って
今、こうして
シクシク泣いてる(;_;)
そんな母の姿を見た私は
「これは第1部だけで
帰らせるわけには行かないな。」
と、強く思ったのでした。
しかし、2日間のつもりで
家を出てきた母。
フルのアバターコースは9日間。
気持ちも
物理的にも
準備は、何にもして来ていない。
その上、その期間には
「初孫のお宮参り」という
母が、ずっと楽しみにしていた
大切な予定がありました。
さあ、どうする。
どうしよう!?
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