【プロフィール】
Star's Edge社(米国フロリダ州)認可アバター®マスター
岸本真由子(きしもとまゆこ)
1972年岡山生まれ。岡山市在住。
《1994年〜2010年》
岡山県で公立小学校教師を16年間、つとめる。
新採用から3年間は県北の苫田郡で勤務。
その後岡山市内へ転勤。
全校児童80人ほどの小規模校から1100人余の大規模校
1年生〜6年生の全ての学年の担任、音楽専科、算数少人数など16年の間に、多様な経験を積む。
《2007年9月〜2008年1月》
Star's Edge社(米国フロリダ州)認可アバター®マスターライセンス取得
アバター・プロフェッショナルコース受講
アバター・ウィザードコース受講
《2008年〜2010 年》
アバターツールを日常的に使うことで、自分の人生や教師の仕事、子どもとの関わりに、様々な変化が起きたことを体感し、さらなる確信を得る。
《2010年3月》
小学校教師を退職。
地元岡山を拠点に日本各地、アメリカでアバター®コースを教えるマスターとして活動中。
《2024年現在》
アバター®マスターとしての活動に加え、放課後デイサービスのスタッフもしています。子どもたちの何気ないつぶやきがたまらなく好きです💕
【私がなぜ、これをするのか】
こんにちは。岸本真由子です。
私は16年間、公立小学校の教師をしていました。
2010年に退職して、今はアバター®マスターという
「意図的に生きる」ことを学ぶ9日間のプログラムを教える仕事をしています。
小学校の先生は、なりたくてなった仕事で、在任中も天職だ〜!と思っていました。
そんな私がなぜ「小学校教師」を辞めてまで、今の仕事をするようになったのでしょうか。
【小学校教師時代】
16年間の教師生活。
子どもと一緒に勉強したり笑ったりして過ごす日々は、とても楽しかったです。
子どもの成長の瞬間に立ち会って共に喜びを分かち合う時間、
というのは本当にかけがえのない宝物でした。
自分で言うのもなんですが、情熱と向上心のある教師だったと思います。
子どもにとって、価値ある教師になろうと思って、勉強や研修に時間もお金もかけました。かけたらかけた分、自分も身につくし、子どもにも還元できるのが喜びでした。
東京に素晴らしい先生がいると聞けば夜行バスで出かけ、
島にいい先生がいると聞けば船に乗って泊まりがけで押しかけて教えをこい、
本もいっぱい買いました。
忙しいけれど、やりがいを感じる充実した日々でした。
しかし、10年くらい経った頃から、学校や子どもを取り巻く状況が、
より複雑に、より深刻になってきたように感じました。
私はもっと授業研究や子どもと触れ合う時間が欲しいのに
それ以外の雑務に追われて、できやしない。
これから先、学校や子ども達はどうなるんだ。悪くなる一方だ。
大好きで情熱を持ってやっていた教師の仕事なのに
心身ともに疲れ果て、疲労困憊ですり減ってしまい、
「頑張っても、自分の努力だけではどうにもならないこともある。
私は精一杯やっているのにー!!」
と、すっかり落胆して、被害者になっていました。
【アバター®との出会い】
そんな時、大学時代の親友を通して、アバター®コースに出会いました。
彼女は、高校の体育の先生をしていました。
彼女自身も学校での生徒との触れ合い、これからどうしたいか、など色々と思うところがあったようで、アバター®コースを受講し、ライセンスも取得していました。
私の話をじっと聞いてくれた後に、
「あんたもやったらええねん。学校での仕事や子どもとのつながりが楽になったよ。」
と言って、私に2冊の本を手渡してくれました。
それが、アバター®コースの本でした。
その本を手にした時、不思議なのですが
自分の中に、サッと光が差し込んだような感覚があったのです。
他人は変えられない。
けれども自分は変えることができるかもしれない、、、。
飛び込んでみる価値はある!!
そう思って、即、コースへの参加を決めました。
そうして私は2007年の夏休みに京都で行われた
9日間のアバターコースに参加したのです。
そこで得た経験は 私が ずっと ずっと 欲しいと思っていたこと、
そのものでした。
【コース後に起きた学校での変化】
1番大きな変化は、周りとの人間関係です。
あの頃をふり返ると、私はずっと「自分が正しい」と思って行動していました。
すると 周りにも「自分が正しい」という保護者が現れて
対立がうまれることがありました。
それに気づいて「自分が正しい」という信念を手放すと、
いわゆるモンスターペアレント、という呼ばれる人達はどこにもいなくなりました。
さらにクラスから「優等生」がいなくなりました。
というか、私の中で「優等生」と思っていた子どもは、
「私にとって言うことを聞く都合のいい子」に過ぎなかったことに気づきました。
本当はみんなと同じようにおしゃべりしたいけど、先生が怒りそうだから注意しよう、
みたいな、顔色を見て行動する子どもがいなくなりました。
私が興味深かったのは、それでもクラスは荒れることなく、
むしろもっと仲良くなり、自由でやるべきことは喜んでするようになったことです。
そして、自分の中で最も驚いたのが
あんなに悲観していた学校や教師という仕事の将来に
希望や感謝が再び持てるようになっていたことです。
情熱を取り戻した私は「このままずっと両立しながらやっていこう」と思っていました。
しかし、ウィザードコースという、地球の集合意識を扱うコースに参加して、
その考えも、また大きく変化していきます。
【ウィザードコースで感じたこと】
3回目のウィザードコースに参加した時のこと。
今から7年くらい前、学校帰りの子どもの誘拐殺人が度々起こっていました。
私はその事件にひどく憤っていました。
なんてひどい、救いようのないほど悪意に満ちた行為、許せない、
犯人は苦しむだけ苦しんだらいいと思ってました。
あるウィザードワークでそれとは違う別のことを扱っていて
突然自分の内側で 触れたところがありました。
誰かに意地悪をする。
悪口や批判で攻撃をする。
誰かの痛みを知りながら無視する。
妬み、嫉妬から人の足をひっぱる、、、。
悪い意図で家族や人にやったこと、やっていることが
私にも いっぱいあるじゃないか!
誰にも分からないからまあいいか、と思ってやり続けていることや隠していることが
いっぱい あるじゃないか!
私は その時初めて 自分の信念(信じていること、思い、考え)が
世の中の犯罪、戦争、テロが起きる集合意識の一滴に加担しているのを感じました。
衝撃でした。
あまりにも衝撃で「でも、私がやったわけじゃないから!」って
叫んで全否定して 抵抗したかったけれども
ウィザード会場の 安心安全なスペースの中で思いっ切り 感じきって消した時
後から あとから涙が出てきて 止まらなかったのです、、。
【私にできること】
私にできることは
家でご飯を食べてない子どもにせめて お昼だけでもお腹いっぱいになるように、と
給食を多めによそってあげることだけじゃなかった。
身体に傷をつけて登校して来た子どもの警察にみせるための証拠として
写真を撮ることだけじゃなかった。
家出をした子どもの行方を捜し、児童相談所で保護してもらう
手続きをするだけじゃなかった。
この社会は悪くなる一方で国語や算数の勉強を教える以前の問題で
『私にできることは 何もない』と 無力感いっぱいになるだけじゃなかった。
できること あったよ✨
それは、魂が震えるような瞬間でした。
このまま教師を続けて 目の前の子どものたちとの関わり合いの中で、貢献する。
それはとっても素敵で 最高の仕事だし、やりたくなくなったわけじゃ無い。
それと比べたら、もしかしたら
自分の中にある負の信念を認めて感じて、消して、クリアーにする。
それを 誠実に、し続けること。
そのことで世界を良くする。
そして、次世代の子どもたちの思っている人を増やす。
ということは、一般的には全く理解されないかもしれない。
社会的には、日の目を見ることもないかもしれない。
でも それをやらないとな、挑戦したいな、と、
この時、思いました。
そして、そんな風に思っている人は、この世界に必ず、もっといるはずだ!
という、思いにもなりました。
【創りたい世界】
もし 今の大人たちが 心から信頼し合って、
お互いに、優しい気持ちで接することができていたなら、どうでしょう。
生まれて、すぐそんな大人たちに囲まれて大きくなり、親切心と思いやりに満ちた場面ばかりを目にする子どもたちは、どんな大人になるでしょう。
きっと、子どもたちはそれを当然のように信じて、
私たちよりもっと簡単に人に優しくできるし、ありがとうが言えるし、
あっという間に仲良くなって、平和な世界を創っていくことができるのではないでしょうか💕
みんな次世代のために、世の中を良くするために何かしたいと、
どこかでは思っている。
私は自分の意識の中から対立や不寛容を無くして、慈しみや思いやりを増やしていくこと。そういう意図を持った人が増えることで、世界は良くなっていくと信じています。
次の世代も また次の世代も ずっと続いていく 美しい意識の連鎖✨
それを創り出すことが
子どもたちへの1番の贈り物ではないかと思っています。